女子は冷えるぜ…
この記事では、35度代の低体温だった私が冷え取りをやめた理由と、代わりに行ったことで平熱が1度上がり、ついでに肌荒れも改善した体験談をお伝えします。
✔冷えとりに挑戦するか迷っている
✔冷えとりってよさそうだけど、実際どうなの?
✔冷えや肌荒れに困っていて、どうにかしたい
のような悩みを持つ方におすすめの記事です!
まるでゾンビの足!? つい最近まで冷え冷えだった私
あんたの足、なんかゾンビみたい…
ある日突然ソファで寝転んでいると、母から言われました。
血が通わず白くて、触ると冷たすぎる私の足…。
その頃、朝起きるのが辛く、大体朝の体温は35.3度くらいでした(本当にゾンビだったのかも)
遡ると高校生の頃から手と足先の冷えが辛く、肌荒れもひどかったです(生理痛も酷い・むくみもあり)
当時は体温を上げると免疫も上がる…なんてことは、なんとなくTVで聞いたことがあるけれど、
実際どうしていいか分からないし、どうしようもありませんでした。
そんな時がずっと続き、20代前半まではその状態が続きました。
なんだかよさそう!で始めた冷えとり
大学生になった頃、とある本を見つけました。
それは、冷えとりの本です。
「冷え」を「とる」というパワーワードと、そこで紹介されている人が血が通った人間のように(笑)生き生きとしていたので、すぐに惹かれて購入しました!
その当時調べた限り、
冷えとりとは
・冷え性を治すことではなく、上半身と下半身の冷えの差を縮めること
・そのための方法として、くつ下の重ね履き(シルク・綿など)をする
・しかも、できれば四六時中(就寝中含む)
ということだそうです。
頭寒足熱に沿った衣服を着、半身浴などで下半身を温めることがよいとされています。
確かに、これなら体によさそう!と思いましたが、
・天然素材のくつ下が最低でも一度に4枚必要(多い人は10枚くらい履くとのこと)
・その足の大きさに応じた、ゆったりとした靴が必要
なので、かかるコストと洋服を選ぶ見た目が、オシャレをしたい年ごろの私にはちょっと…と思ったのが正直でした。
くつ下を履く生活をするまでに少し期間は空きましたが、
・天然素材のレギンスや腹巻を購入して重ね履き
・頭寒足熱を意識した服装
・半身浴
などをしてしばらく過ごしていました。
初めて冷え取り靴下を履いた時の感想
経済的にも余裕が出てきた頃、いざ始めよう!と思い、くつ下4足×3セット分と、シルクのレギンスを購入しました。
職場ではさすがにレギンスしか着れませんでしたが、家にいるときはくつ下の重ね履きをしていました。
この包み込まれるような感じ…暖かい…
初めてくつ下を履いた時はとても心地良く、できるなら四六時中この格好が良いなぁと思いました。
ただ、正直思ってたほどの暖かさは感じないかも…とも思いました。
また冷えとり用のくつ下は重ね履きがしやすいよう、一枚一枚が薄めでゆったりとしたデザインなので、締め付けもそこまで感じませんでした。
冷え取りの盲点(私が思うデメリット)
体験してみて初めて分かることがいくつかありました。
洗濯の量が増える
しかし、冷えとりを実践して数日が経った頃、早々に気づきました!
せ、洗濯…大変すぎる…(泣)
デリケート素材の上に、一回の洗濯量が多い…
今までくつ下1足を洗濯機にぶち込むだけでよかったので、そのギャップにやられました。
これ、ズボラな私に毎日はキツイかも…そんなことを思いながらもとにかく続けました。
根本の改善には繋がらなさそう
そして、またある事実に気づきました。
数日続けて、まだ足先ゾンビのままやけど、
コレ、ずっとやったところで意味ある?
そうなんです…!
冷えとりって、根本的な改善にはあんまり役に立たないかもということに気づいてしまいました。
臓器が上半身に集まっているので下半身の方が冷えやすいとは聞いたものの、
その根拠だと一生下半身を温める生活をしなければいけない
=「…ずっと冷えとり続けなきゃダメ…?」
というこに気づき、ショックを受けてしまいました。
締め付け
あと、レギンスの重ね履きはさすがに締め付けが…
しかも、重ね履きしすぎると、今度は締め付けが気になります。
ゆったりしたデザインのくつ下とはいえ、レギンスもくつ下も重ねれば重ねるほど、締め付けられることは確かです。
半身浴がとにかく寒い
冷え取りでは半身浴が勧められますが、その温度がなんと…
38℃前後でした。(私が学んだ方法によると)
入っていたらポカポカするとのことでしたが、
私は全く温まらず…逆に、
さ、さぶい…
となって逆効果でした。
そもそも半身浴の効果の科学的根拠は、私が調べる限り?(はてな)です。
めんげんという考え方
冷え取りに関する書籍には、「めんげん」という言葉が度々使用されます。
この「めんげん」は、いわゆる、好転反応のことです。
もし冷え取りをして、何か体に症状が出た場合、体は良い方向へと向かってますよという意味らしいのですが、この考え方は非常に危険だと私は思います。
私は昔、自然派志向だったことがあり、西洋医学よりも東洋医学を信じるし、できる限り医者にはかかりたくないし、薬も飲みたくないという人間でした。
その考え方でいたところ、生理痛を極限まで我慢したり、
水を1日2ℓ飲んで、むくみや冷えに繋がったり(やめた途端沢山の人に痩せた?と言われました)、
手の湿疹が半年以上治らなかったり(かゆみが強く辛かったです)…
などと、危険で辛い思いもしてきました。
その時、当たり前ですが西洋医学は非常に助けになりました。
もし冷えとりをして、何か体から症状がでた場合、
「めんげん」だと思ったことが、すぐに病院に行くべき症状だったなんてことも、
おそらくですが、ざらにあると思います。
私の場合、例えば大抵は早めに病院にかかるべき不正出血という症状が冷え取りと同時期に出た場合、
もしかするとそれが「めんげん」だと判断してしまって、婦人科受診をしなかった可能性もあります。
もちろん各個人の思想を否定するつもりはありませんが、身を持って体験したことがある私は、
めんげんだけに頼るのは、気を付けた方が良いと強く思いました。
私がしたいことは、冷えを”とる”ことじゃなかった…!
ここで大事なことに気づいたのが、
私がしたいことって、冷えをとることじゃないかも…?
ということです。
え、ここにきて?
と言われてしまいそうですが、
そもそも私がしたいのは、冷えをとることじゃなく、そもそも冷えない体をつくることということに気が付きました。
それでいうと、例えば以下のこと
・夏でも四六時中くつ下を履くことが、本当に体に良いのか?
・本当に体が心地よいと感じているのか?
と問われてもとハッキリ”YES!”とは答えづらい自分もいました。
このままくつ下の重ね履きを続けるのには、健康面でも精神面でも無理があると思った私は、冷えとりをやめることにしました。
アラサーになって出てきた悩みと私の決意
そんなこんなでアラサーになり、
・あごのニキビが増える(いわゆる大人ニキビ)
・相変わらず冷える
・体調が優れない(特に婦人科系)
の悩みが強くなってきました。
私は以前、スキンケアについて会社で勉強していたことがあるのですが、その方法をいろいろ試しても突然増えたあごのニキビは中々消えませんでした。
もちろんゾンビのように冷たい足はそのままです。
環境の変化が重なったのもあるのか、体調も優れない日が続きました。
アレを始めたことで体温が上がった!
そんな中、アロマセラピーで体のことについてを学んでいる最中、
先生から、衝撃のことを聞かされました。
体を動かさないと毛細血管は死にます!
体を動かすことで、肌荒れやむくみ、冷えなどが
変わる可能性があります。
今から本気で体を動かした方が良いですよ!
げっ!とっくの昔に私の毛細血管死んでるじゃん…!
これは…どげんかせんといかん!!!!
実は私、高校生以降、体を動かすことを怠ってきました。
大切なことと分かっていながら、時間がない・しんどいなどの理由で後回しにしてきた結果、気が付くと不調だらけになってしまっていました。
授業の中で学んだことをまとめると、
毛細血管は体中に張り巡らされており、酸素と栄養を運び、二酸化炭素と老廃物を回収をしている
ところが、運動をしなかったり、長時間同じ姿勢でいるなど、血流が悪い状態がつづくと毛細血管そのものがなくなってしまうという、いわゆる「ゴースト血管」の状態が起こる
ということでした。
ゴースト血管については、》血流企画第2回「その不調、ゴースト血管のサインかも?」が分かりやすいです。
しかし、これには解決方法があります!
一度死んだ毛細血管も、
動きだすと
また復活しますよ!
や、やるしかないじゃん!!
私がおすすめの方法(初心者向け)
いや結局、運動かい!
という方も、運動していなくて不調がないという方はいらっしゃらないのではないでしょうか…?(肩こり等も含め)
つまるところ、人間は意識的に体を動かさないと、あらゆる機能(メンタル含む)が正常に働きません。
具体的に私が行ったのは、Youtubeの動画を観ながら週30分以上体を動かすという方法です。
なかやまきんにくんさんの
こちらの動画をみて、これならできるかも!と思い始めてみました。
初めは息も上がって全然体がついていかなかったのですが、続けていると楽しくなり他の筋トレにも挑戦してみることに…
すると徐々に体温が上がり、+1度を達成しました!(現在の平熱は36.5~7度)
手先・足先の冷えもなくなりました!
当たり前ですが、体も引き締まり、腹筋も割れ、体重も減りました!
私自身、リアルのジム通いは2回入会後、2回退会した過去があります(笑)
おうちならスマホでもPCでもできて、すぐにシャワーを浴びれて、着替えも持って行かなくて済むので気軽に始められます!
YouTubeの動画だけだと飽きてくるので、できるだけ色んなエクササイズが続けられるオンラインフィットネスもおすすめです!
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継続的に、そして楽しく(大事!)続けられる仕組みを整えるのもおすすめです(*’ω’*)ノ
ついでに肌荒れも治った!
そして、しつこい顎の大人ニキビも気が付くと、1ヵ月半ほどでなくなっていました!
体温が上がるより、かなりうれしかったです(泣)
ちなみにエステやフェイシャルマッサージなど行ってませんし、スキンケアにお金もかけておりません。
(唯一行ったことは、①ニキビのあるところはなるべく触れずに石鹸で優しく洗う
②刺激のない化粧水とオイルを塗布するだけのシンプルスキンケアです)
さいごに
冷えとりについて考え、率直に私が思ったことは、冷えとりをやる目的をきちんと明確にすることが大切だということです。
私の場合、冷えをとることではなく、そもそも冷えない体をつくることが目標だったということに気づき、それに対して冷えとりという方法は適さないという考えで冷えとり以外の方法を行いました。
もちろん、そもそも冷えない体づくりの為に冷えとりが最適だという方もいらっしゃるかと思います。
考え方は人によって様々ですし、運動という方法をとった私が体温を上げたというのも、1人の体験談に過ぎません。(私は冷えとりを批判したいという考えはありません)
ただ、体を動かさないでいるとゴースト血管で手先・足先が冷えるとい事実が存在します。
厚生労働省も、運動することによる効果を下記のように示しています。
身体活動量が多い者や、運動をよく行っている者は、総死亡、虚血性心疾患、高血圧、糖尿病、肥満、骨粗鬆症、結腸がんなどの罹患率や死亡率が低いこと、また、身体活動や運動が、メンタルヘルスや生活の質の改善に効果をもたらすことが認められている。
引用元:厚生労働省(https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b2.html)
冷えとりをしている、又は、これから始めてみようか悩んでいる方は
少なからず”冷え”という悩みがあって始める方がほとんどだと思います。
運動不足の方であれば、くつ下を重ね履きする前に、まず体を動かすということから始めてみせんか?という一つ私からの提案です。
くつ下を購入するよりも安価で、簡単です。
ぜひ、騙されたと思って、自分のペースで体を動かすことにチャレンジしてみてください。
ここまで読んでくださってありがとうございました!
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